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2022/03/29

スポーツ選手のエネルギー、兵士のエネルギー、その違い

こんにちは。第三の眼・大阪&オンラインの心理占星家 Kyokoです。

2-3月のブログテーマは『スポーツと私』です。

為政者は、
民衆の攻撃エネルギーを、安全な形で昇華させるためにスポーツを奨励している
という話を聞いたことがあります。

 

スポーツ選手は現代の『戦士』

ホロスコープ10天体の中で
攻撃エネルギーにあたるのは火星であり『戦士』を象徴します。

誰の中にも『戦士的側面』は存在しますが
とくにそのエネルギーが強い人は、かつて『武士』『戦士』として活躍しました。

彼らは戦いに勝つと『英雄(ヒーロー)』として称賛され、誉や富を得ます。

 

けれども現代においては、戦争はできるだけ回避したい事柄ですから
このエネルギーを『スポーツ』という安全な形で表現することで
誉や富を得るのが、現代的な戦士たちです。

スポーツ選手は、現代の戦士であり英雄です。

 

自ら戦うことはしないが
スポーツ選手やアクション映画の主人公に投影し応援することで
「戦いのエネルギー」を発散している人も多いでしょう。

 

しかし、それでも戦争は起こり続けているのが現実です。

それは、スポーツ選手と兵士では、決定的な違いがあるからだと思っています。
その違いは、どこにあるのでしょうか?

スポーツ選手は「自己表現・遊び・創造」のエネルギーが強い一方
兵士には「犠牲になるエネルギー」が強い、その違いだと思っています。

お国のために、主君のために、大義のために、愛する人のために。
命を捧げてきたのが、武士や戦士、軍人でした。
単なる攻撃エネルギーの発散のためだけに、戦争は起きているわけではないのです。

 

占星術の世界では、犠牲を象徴する天体は海王星、サインで言えば魚座です。

この春(2022年4月12日)、海王星と木星が合(コンジャンクション)を形成します。

このアスペクトは約12から13年に1度、形成され
理想主義的、スピリチュアルな色合いが強いのですが
悪く出ると海王星(犠牲や嘘)が木星(増える・広める)という形で表現されることもあります。

たとえば、長崎と広島に原爆が落とされた1945年8月は、海王星と木星の合が形成される直前でした。
それ以前に、1944年から45年にかけて、日本の多数の都市が空襲によって焼け野原となっていました。

そのように多数の人々の犠牲の上に終戦(1945年8月15日)を迎えた後
1945年9月22日に海王星と木星の合が形成され、戦後がはじまっていきます。

日本では、GHQの命により憲法改正の準備が進められ
世界においては、1945年10月24日には国際連合が設立されます。

これまでの法(木星)が消え去り(海王星)
新時代の理想(海王星)を盛り込んだ法(木星)がつくられたのです。

 

2022年の海王星と木星の合は、海王星の本拠地である魚座で形成されます。
その直前である今、ウクライナ・ロシア戦争による犠牲者が増えている現状があります。

合(コンジャンクション)というアスペクトは常に「新スタート」を象徴します。

つまりは、現在、人類の集合意識がニューフェーズに入る直前なのです。

新スタートを目前として、戦争は停戦に至ることができるでしょうか?
多くの犠牲者に報うべく、真新しい世界像は見えてくるでしょうか。

それとも、犠牲者がさらに増えていくきっかけとなってしまうのでしょうか。
あるいは、多くの人々が犠牲になって人々に気づきをもたらし、新しい法が生まれるでしょうか。

「象徴をどのように、どのレベルで表現するか、私たちは選ぶことができる」
というのが心理占星術の考え方です。

海王星・木星という、トランスサタニアンと社会天体の組み合わせは
個人を超えた集合意識によるダイナミックな動きになりますが
様々な潜在可能性を踏まえつつ、よき未来像を描いていきたいものです。

実際のところ、象徴は「何かひとつだけの出来事」でおさまることはなく
霊的レベル、社会レベル、個人レベルにおいて、多様な形で表現され、体験していくものです。

 

『スポーツと私』~2022年2-3月のブログテーマ~

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