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2022/04/17

未来とパラレルワールド

こんにちは。第三の眼・大阪&オンラインの心理占星家 Kyokoです。

今月のブログテーマは『未来のつくり方』ですね。

未来について考えると、老いや死について考えざるをえない

私は、年齢を経るにつれ、遠い未来について、あまり考えなくなってきました。
年齢を経る毎に、人間は死に近づいていきます。
ゆえに、未来について考えることは、老いや死について考えることになるからです。

年老いていく両親や周囲の人々の様子を見れば
老いるにつれ、1日にできることの量は少なくなることがわかります。

今の1年の感覚と、老いての1年の感覚や心境は違うだろうことも予想できます。
そして、誰もが平均寿命まで生きるわけではありません。

それゆえ、私が未来について考えるときは
1日1日、一歩ずつ、死に向かって歩んでいることを自覚し
目前の1日1日を大切に過ごそう、という結論で終わるのです。

 

いま現在の自らの欲求(ニーズ)を無視せず感じ取り
いますぐ、なんらかの形で表現し、充足させていくこと。

占星術的に言えば、今現在、星が提示しているテーマをしっかり生ききること。

その積み重ねが、等身大の自分に沿った未来をつくっていくことになるのではと思っています。

 

自分らしくないものは、流れ去っていく

過去、強く望んで計画的に努力を重ねて得たはずのものなのに
結局失ったり、どこかで不要だと気づいて、あっさり手放した。
そんな経験が複数あります。
自らの本質と、得たものが、あまり噛み合っていなかったのでしょう。
そんな経験を重ねることで、自分らしさが見えてくると同時に
未来像も集約されていったような気がします。

 

過去から現在、未来への流れ

私が学び実践している心理占星術メソッドにおいても、あまり遠い未来について言及しません。

今の欲求(ニーズ)と、ちょっと先(長くて数年先まで)のビジョンを
星が提示してくるテーマと突き合わせながら計画していきます。

基本的に現在の土台の上に未来のストーリーは築かれていくからです。

私たちが前進したり階段を上がると、前進する前とは違う景色が見えてきます。
私たちは、進んだ先から見える新たな視野をもとに、常にあらたな未来像を調整し続けているのです。
だから計画は微調整、あるいは、大幅修正はあたりまえとしておくほうが間違いないと思っています。

これは過去から未来へと進んでいく時間における未来計画です。

 

パラレルワールド(並行時空)

一方、私は『パラレルワールド』は、実在するのでは?と感じています。

たとえば….
現在、関西に住んでいる私ですが、今、ここに存在していながら
ふと、新宿区に存在している自分を感じるというような
目前の景色を見ながら、別の風景の中に同時に存在し動いている自分を
ありありと実感しているときがあるのです。

私は2011年に東京から関西にUターンしましたが
東京に住み続けた未来もあった、というか、現に存在していることを
“ふと”あらわれるパラレル感覚によって、教えられていると感じるのです。

しかも、その新宿区の場所は、私がUターンするまでに住んでいた場所ではないので
東京に住み続けている私は東京内で引越したことも暗示されています。

 

未来からのメッセージ

イギリス・ロンドンでホームステイしたときは「ここは来たことがある」と感じました。
イメージしていたとおりの風景の中に住むことになったのです。
一般的にはデジャブ(既視感)といわれるものでしょう。

ロンドンにあこがれ、無意識にイメトレしていたから
その夢が実現したという見方もできるでしょうが
実際は、イメトレではなく、未来を垣間見ていただけかもしれないのです。

無数の未来の可能性が今現在にあり
私たちは、どの時空に存在するのかを選び続けているという発想は
ホロスコープ中の星の配置が示唆する象徴表現
象徴具現化のパターンは無限であることとも重なります。

なので、ふと「こうしたい」とひらめいたこと。ビジョン。衝動。
これを大切にしたほうがいいと思っています。

むりくりひねり出したビジョンではなく <ふと>降りてくるビジョンが重要です。
それは、すでに存在する未来の選択肢であり、実現可能性の扉が開きかけている印かもしれません。

思いがけない未来が開けてくるのは、このビジョンに従ったときです。

そのビジョンをホールドして育み
扉の先へと通路を伸ばしていけるかどうかは、私達次第だと思います。

 

タロットの3枚読み、ふたつの方法

タロットには、過去・現在・未来の3枚のカードで占う方法があります。

一般的には、過去⇒現在⇒未来の順番で読んでいきますが
トートタロットでは、未来⇒現在⇒過去の順に読んでいきます。

どちらもありで、どちらの視点も持っておくといいと思います。
いずれにせよ、この3枚を出したとき
過去・現在・未来が同時存在していることを実感するのです。

 

『未来のつくり方』~2022年4-5月のブログテーマ~

 

 

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