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2022/10/04

真っ赤に光る情熱のありか

こんにちは!第三の眼 代々木店&オンラインの心理占星家、森智子です。

プロフェッショナルの情熱

以前デザイン業界でお仕事をしていた頃、
映像作品や作り手の思い、物の見方について考え、感じたことを共有し合うのが目的で、
会社のMTGルームで社員みんなで映画やドキュメンタリーを見てブレストをする機会がありました。

その時観たNHKのドキュメンタリー番組
『プロフェッショナル仕事の流儀 / りんご農家:木村秋則さん【りんごは愛で育てる】』の回が、
今でも時々思い出すほど強く記憶に残っています。

ご存じの方も多いと思いますが、
『プロフェッショナル 仕事の流儀』は、
毎回、ひとつの仕事とその道のプロフェッショナルにスポットを当てて、
その仕事にかける情熱や信念などをドキュメンタリー映像として紹介する番組です。

今回、10月のブログテーマが「情熱のありか」と聞いて、
再び蘇ってきたので、書いてみたいと思います。

りんごは愛で育てる

木村秋則さん(きむら あきのり、1949年11月8日 – )は、
世界で初めて無農薬・無施肥のリンゴの栽培に成功した日本の農家さんです。
参考:Wikpedia

元々は、農薬を使っていたが、皮膚のかぶれなどをきっかけに、無農薬栽培に挑戦されました。

一般的な農薬栽培から意を決して無農薬栽培を始めたが、
思うようにはりんごが成らず、時間だけが過ぎていき、
生活も苦しくなり絶望で命を絶とうとしたこともあったようです。

そんな中、山の木や自然環境に目を向け、
土を変えることに取り組み、
約10年近くの年月をかけて、
りんごの花を咲かせ、果実を実らせることができたそうです。

できるだけ自然の状態にするために、あえて雑草を伸び放題にして、
害虫と益虫のバランスを見て、
生態系を崩さないように、手助けをする。

「育てない、手助けするだけ」と木村さんは言います。

不可能と言われていた農薬を使わないりんご作りに傾ける情熱は、
木村さん言葉の端々から感じとることができます。

「愛こそすべて」「りんごは愛で育てる」などの言葉が印象的です。

心理占星術で感じる情熱のありか

占星術では、情熱を表現する天体といえば、「情熱と闘いの星」と呼ばれる火星になります。

火星は、太陽のエネルギーや目的意識のために、実際にどのように行動や情熱を活用すべきか重要なヒントを与えてくれます。

木村さんの場合は、太陽(蠍座)/ 火星(乙女座)です。

*個人的に出生図をブログに上げるのに若干の抵抗があるので掲載はしませんが、
ご興味のある方は、公開されている生年月日からお調べください

深い愛(蠍太陽)を体現するために、
深い洞察をもとに、育てない手助けに情熱(乙女火星)を注ぐイメージを
太陽/火星の表現だけでも感じることができます。

 

番組の中で、司会の茂木健一郎さんが
「みんなが不可能だという栽培を可能にできたのはなぜだと思いますか」と質問をされたのですが、
その時、木村さんは

「バカになればいいんじゃないですか」

と応えられていました。

 

私たちは時々、自分にはどんな情熱があるんだろう。
やりたいことがよくわからない。
やりたいことがあっても、できるかわからない。
と言って、考え悩み続けます。

悩むことは、無駄なことではないし、必要な時間だったりします。

けれど、時間は限られています。

少しでも気になるな、好きだな、興味があるかも、と思えることがあったら、
誰に何を言われようとバカになって、やってみたらいいのかもしれません。

そのうち、心から求める目的がはっきり見えてきて、情熱が発動するのではないかと感じます。

 

あのスティーブジョブスの名言にも共鳴するものがあります。

「stay foolish stay hungry(ハングリーであれ。愚かであれ)」

スティーブ・ジョブスは太陽(魚座)/火星(牡羊座)です。

誰も見たことがない魔法のような創造的表現(魚太陽)のために、
一番を目指し続けた強烈な情熱と闘争心(牡羊火星)を感じさせます。

世界を驚かす魔法のような製品(iMac/iPod/iPhone)を
次々と創造したストレートで強烈な情熱です。

 

最後は、りんご繋がりになりましたが、有名な方、成功者に限らず、
私の中にも、あなたの中にも真っ赤に光るりんごのような情熱があるはずです。

 

>>>『情熱のありか』~2022年10月のブログテーマ~

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