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2020/02/05

時間を感じる心とは

こんにちは!第三の眼 代々木店の森智子です。

昨年の12月3日に木星が山羊座入りして早2カ月が過ぎ、すでに時は、立春ですね。

大きな変化を起こし始めた人や起こしたくてウズウズしている人、
否応なく隠れていたものが表へ出された人、
これから訪れるだろう社会の変化や新しい価値観への移行のために
「いまここ」現実のテコ入れがそれぞれに行われているのではないでしょうか。

 

そんな今、私自身は「時間」について考えることが増え、ふと、
子供のころから大好きだったミヒャエル・エンデの『モモ』を手に取りもう一度読んでいました。

ご存知の方もたくさんいる児童文学の名作であり、
人の話を心から聞くことができる不思議な力をもつ少女「モモ」が、
時間泥棒に盗まれた人間の時間を取り戻しに行く物語です。

時間を奪われ “ 時は金なり ”と忙しく働き、
心に余裕をなくしていく大人たちと自由を奪われていく子供たち。

ファンタジー小説でありながら、現代に生きる私たちへの警鐘とも読み取れ、
本当の豊かさについて考えさせられる作品です。

時間を感じる

物語の中で、ミヒャエル・エンデは時間についてこのように書いています。

けれど、時間とはすなわち生活なのです。そして、生活とは、人間の心の中にあるものなのです。人間が時間を節約すればするほど、生活はやせほそって、なくなってしまうのです。

光をみるためには目があり、音を聞くためには耳があるのとおなじに、人間には時間を感じ取るために心というものがある。

占星術の世界で、「時間」は山羊座やその支配星である土星の元型イメージ、
象徴のひとつとされていますが、そこには、
忍耐・努力・権力・責任・成熟・父親・野心・社会構造・秩序など他にもたくさんあります。
どれも一朝一夕にはいかず、長い年月やエネルギーのかかる事柄が多いように感じます。

さきのエンデの言葉を織り交ぜて考えてみると、
私たちが人生でそれらの事柄を経験することや手に入れるということは、
時間を感じ取り生活を豊かにするための心を育む
ということに繋がっているのかもしれないですね。

 

そしてまた、今この瞬間に目の前で起こっている出来事に対して、
自分は「何を感じているのか」を意識し理解すること。

そのひとつひとつが、心を育むことであり、
自分の時間に瑞々しい命を吹き込むことになるのではないかと、私は感じています。

命が吹き込まれた時間を、何に使いますか?

私はずいぶんと長い間、自分が何を感じているのか、わからないという時間がありました。

幼少期の親との関わりや環境から、
感じることに罪悪感を覚えてしまうような経験が色々とあった訳ですが、
ノエル・ティル式心理占星術の学びやコンサルテーションを通して、
ひとつひとつ客観的に理解をすることで、
もう一度「感じる」という感覚を取り戻したのだと思います。

あとは、私自身は悩みながらも共に過ごす子供たちとの関わりが、
自分の中のセンス・オブ・ワンダーを想いだすきっかけになっているようにも感じています。

 

そうして命が吹き込まれた時間を、あなたはこれから何に使いますか?

と今、モモに問われているような、そんな気がしています。

 

『三眼のビブリオ月間 ーおすすめの本ー』 ~2018年10月のブログテーマ~

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