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2018/07/28

お金を儲けまい、と思っている人

こんにちは。第三の眼・大阪&オンラインの心理占星家・Kyokoです。

昨日のサビアングループ研究会(射手座21-25度)で、私はいわさきちひろさんの太陽(射手座23度)をとりあげました。

射手座23度のサビアンシンボル:入国する移民 Immigrants entering.

ちひろさんは、共産党員としての活動の中で、7歳半年下の松本善明さん(元共産党の国会議員、弁護士)と出逢います。

あるとき、彼の発した言葉を、どうしても忘れることができなかった、と語っています。

 

善明:僕は一生お金のたくさん入るような仕事にはつかないつもりなんです。

ちひろ:お金をたくさんもうけようと思っている男の人はたくさん知っていました。
けれど、もうけまいと思っている人は私ははじめてでした。

 

2人は出逢って2ヶ月で結婚を決めます。
ちひろ(月=牡牛、太陽=射手)、善明(月=蟹or獅子、太陽=牡牛)のカップルです。

 

ふたりだけの結婚式のために「結婚の誓い」を記し、署名し、拇印を押印します。

結婚の誓い

一、人類の進歩のために最後まで固く結び合って闘うこと

一、健康的な生活をすること

一、お互いの立場を尊重し、特に芸術家としての妻の立場を尊重すること

一、建設的な財政を実行すること

一、土曜日に以上の事を点検すること

 

お金との付き合い方、夫婦の付き合い方

 

共産党の議員秘書だった善明さんですが、結婚後すぐに、党内の内紛があり職をとかれ無職となりました。

ふたりは話し合い、善明さんは、不当に苦しむ人を助けるため弁護士を目指しはじめます。

ちひろさんは、善明さんが司法試験に合格するまで、ふたりの生活を支えていくことにしたのです。

見事、善明さんは司法試験に合格して弁護士となり、後には、国会議員になります。

善明さんは、人並よりも、ずっと収入の多い人になりました。
けれども、その収入の多くを政治活動に注ぎこみ、生活資金の八割は、ちひろさんが出していたといいます。

よく「貢ぐ」という表現を聞きますが、この2人の場合は、「革命」という目的を同じくする同士だったのです。

目指すところが一致している一体感があれば(ある間は)
「貢いでいる」とか「尽くしている」という感覚ではなく、「協力」であり「役割分担」なのだと思います。

妻は自分の太陽のテーマを、夫に託すことが多いです。
そして夫は自分の月のテーマを、妻に託すことが多いです。

ちひろさんは、太陽のすべてを託したわけではありません。

芸術家として自分の太陽テーマを存分に生きましたが
善明さんと出会い触発し合うことにより、太陽のテーマが、さらに広がり深まったのだと思います。

もちろん、善明さんも同様だったことでしょう。

 

7月の第三の眼ブログテーマは『お金とのつきあい方』ですが

このエピソードは「お金と人間関係は密接に関係している」ことを伝えるエピソードです。
(※金星は、金銭と人間関係、価値観や美意識のナチュラルールーラー)

と同時に、お金は、その方の人生テーマを実現していくための道具であること
お金儲け自体を目的にすると、本来の人生テーマが、隠れてしまう恐れがあることも暗示しています。

 

『お金とのつきあい方』~2018年7月のブログテーマ~

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