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2020/06/05

個性と強み●生態系の中で担う役割

第三の眼のKyoko(大阪・芦屋・オンライン)です。

6月のブログテーマは【個性や強みの見つけ方】ですね。

実は私、前職の関係で
『造園施工管理技士』や『ビオトープ管理士』等の資格を持っています。

植栽専門の会社で働いていたため、植生や生態系の勉強をしてきたんですね。

 

またアメリカのシアトルで
『サステイナブル・ランドスケープデザイン』の研修も受けました。

まだ【サステイナブル】という言葉が、日本でほとんど知られていなかった時代です。

 

ランドスケープのデザインをするとき
環境に適する植物を選定し組み合わせて植栽すれば
手入れや水やりの手間やコストが最小限であっても
植物たちは生き生きと育ちます。

日当たりがよく風通しのよい環境を好む植物。
日陰の湿った環境を好む植物。
木漏れ日を好む植物。

好む環境は、植物によって異なります。

 

生まれ持った特性と合わない環境では
いくら人間が世話をしても病気にかかりやすく
本来の美しさを発揮できません。

あらゆる対策を施して
一時的に適応できたように見えたとしても
サステイナビリティ(持続可能性)に欠けるのです。

 

人間も参考にできると思います。

自分に合った環境に恵まれると
その人の秘めたる可能性を発揮しやすいのです。

 

人間にとっても
自分が心地よく、自然体でいられる環境について考えることは
自分の個性や強みをあぶりだすひとつの方法だと思います。

なまけられるという意味ではなく、よりよく成長できる環境ですね。

 

高温多湿を好む植物は
高温多湿の環境では長所を発揮できますが
低温乾燥の環境では同じ特徴が短所でしかありません。

幅広い環境に適応できる植物もあれば
適応範囲が非常に狭い希少植物もあります。

 

環境には「自然環境」というだけでなく「人的環境」もあります。

同じ植物を同じ場所で育てても
人間の世話の仕方によって、強くもなれば軟弱にもなります。

 

水や栄養を沢山与えればよい、わけではありません。

「水は土の表面が乾いてから、たっぷりとあげましょう」などといいますね。

水を与えすぎて植物を腐らせる人は多いです。
水遣りを忘れて枯らす人も多いですが。

 

適度にハングリーな状態をつくることで
植物は根をしっかりと張り
多少の環境の変化に動じない強い株になります。

恵まれすぎた(甘やかされた)環境に育った植物は
ある日、水切れすると一気に枯れてしまったり
ちょっと強い風が吹くと倒れてしまったりします。

人間も同様なところがありますよね。

 

よくスピリチュアルな世界で
「ありのままでいい」などといいますが
「努力しなくていい」という意味ではなく

「サボテンがバラになろうとするな」

という意味じゃないでしょうか(きっと)。

 

確かに、多くの人が「バラ」に憧れます。

けれども「バラ」は
品種改良を重ねて花の美しさを最優先した結果
虫がつきやすく病気にかかりやすいものも多いです。

農薬なくして美を維持できない
人間の世話がなくては生きていけないものも多いです。

 

一方、サボテンは、過酷な環境で自力で生き延びるものが多い。
そして、たまに咲かせる花が格別にユニークで美しいのです。

自分が難なく生き延びれる環境で
ほかの植物が力尽きて枯れていくのを見たとき
自分の強みを実感するでしょう。

 

【強み】は、サバイバルしていく力とも言えます。

そしてサバイバルできる環境は植物によって、人間によって、異なります。

雨が降れば雨の恵みを吸収し
太陽が照れば太陽の恵みを受け取り
風が吹けば風に揺れる。

 

何が自分にとって順境なのか逆境なのか
生きていく実体験で体得していくことで
自分の【強み】を見出し、ありがたみを感じていけます。

 

そのようにして
自分自身が自分の【ファン】になっていくことが
自分の【個性】を発揮する下地になります。

 

と、同時に
自分の魅力は他者が教えてくれることが多いです。

【バラ愛好家】だけでなく【サボテン愛好家】も沢山います。

 

占星家も
あなたの個性や強みを示唆してくれる他者のひとりです。

独特の方法で、その人の魅力を映し出してくれるので
一度、訪ねてみてください。

ホロスコープは
自分の資質を映し出す優れたツールのひとつです。

植物は、ほかの植物「みたいに」なろうとしませんが
人間は、周囲と比較して自分を評価しがちです。
そして、自分ではない何かになろうとあがいたりします。

だからこそ、わたしは
内側から自然に湧きあがってくる欲求
感情・衝動・望み・願いにじっくりと向き合っていただける
時間を提供したいと思います。

自分らしく生きられる場を探して移動できるのは人間の強み
その強みも生かしたいですね。

 

『個性や強みの見つけ方』~2020年6月のブログテーマ~

 

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