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2023/09/09

トートタロットをヒントに『ラグジュアリー』と『幸福』を考える

こんにちは。第三の眼・大阪&オンラインの心理占星術師、Kyokoです。

8月のブログテーマ『占いを活かして幸せに生きるには?

幸せって、どういう状態なんだろう?
占いは幸せにどう貢献するのだろうか?

 

10年以上前、松田仁先生のトートタロット講座に参加していたとき
『luxury(ラグジュアリー)』のワークがありました。

そのワークが強く印象に残っているのでシェアさせていただきます。

トート版タロットの『カップの4』のテーマは『 luxury 感情的な満足』。
蟹座の月に対応します。

カードの上部に☽のシンボル。下部に♋(蟹座)のシンボルが描かれています。

トートタロットカードには、ホロスコープとの対応がカードに描かれているので
占星家にとっては馴染みやすいカードです。

 

トートタロット『カップ4』

 

私にとっての『ラグジュアリー(感情的な満足)』とは?

このカードを使った誘導瞑想を通じて
自分の人生で『luxury 感情的な満足』を感じた時のこと。
『私にとってのラグジュアリー』を、参加者全員が思い出していました。

私の場合は、イギリス(ロンドン)に語学留学していた頃のことが、思い浮かびました。

先生に「具体的にどんな体験をし、どんな感情を味わったんですか?」と尋ねられたので

イメージしていたとおりの美しい庭、素敵なお部屋、優しいホストに恵まれた家にホームステイし
多くの友達ができ、大好きなバンドのライブやクラブにでかけたり、地方に旅行をしたり
古着屋さんやアンティーク巡りをしたりと、楽しい経験が沢山あったが
一方で、東洋人ということで差別されたり
さまざま劣等感を抱いたり、危ない怖い体験も沢山した、という話をしました。

そうすると先生は
「このカードには 危ない体験や怖い体験という意味は含まれていない」と仰いました。

私は少し考えて…

「一般的には、安全な場所で安楽に贅沢な時間を過ごすことがラグジュアリーなことなのでしょう。
けれども私の場合は、危険も含まれるような冒険をしているときに感情的な充足を感じるみたいです」と伝えると

先生は
「このカードの趣旨とは違うが、そういう感覚もありだし、僕自身は共感する」
と仰ってくださいました。

 

10年以上前の話なので、誘導瞑想の詳細を記憶していないのが残念ですが
思考で考えるのとは違う
自分ならではの真実に出会わせてくれるのが、誘導瞑想の素晴らしいところですね。

 

自分のホロスコープを思い浮かべると納得する部分が多く
5ハウスにある月は火星とスクエアで、リスクテイクなところがあるし
月の度数(サビアン)も、安楽な感じがしないのです。

 

わざわざ危ないことを求める必要はないと思いますが
リスクを避けて守りにばかり入ってしまうと充足感から遠ざかりそうですね。
年齢を経るにつれ保守性が強まり、なんだか、つまらない生き方になっていく。
あるあるなので、気をつけたいと改めて感じました。

 

トートタロットには『カップ9:Happiness』というカードがある

『ラグジュアリー』同様、『幸福観』も人によって異なるはずです。

けれども『幸せ』の定義とは?

トートタロットには『幸せ』がテーマとなっているカードがありますので、ヒントにしてみましょう。
『カップ9:Happiness 幸福』です。魚座の木星に対応しています。

カードの上部の左側に木星(♃)のシンボル
カードの下部の右側に魚座(♓)のシンボルが小さく描かれています。

 

トートタロット カップ9

 

心×体×魂、いずれもが、内面的にも外面的にも満たされていること
物心両面で満たされている状態を示しています。

 

けれども、どんな状態で、心や体や魂が満たされていると感じるのか?
これも人によって異なるはずですね。

 

世の中から与えられているラグジュアリーのイメージ
幸せのイメージを追い求めることが
実は自分自身の充足にはつながっていないのに

 

どうも私たちは勘違いして
本当には望んでもいないことを追いかけてしまうところがあります。

 

次のブログでは
ホロスコープと漢字の『幸』から「幸せ」を考えてみます↓

ホロスコープを活用して『幸せ』に生きるには?

 

 

 

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