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2023/09/10

ホロスコープと漢字の『幸』から幸せに生きるヒントを得る

こんにちは。第三の眼・大阪&オンラインで
ノエル・ティル式心理占星術セッションをしているKyokoです。

前回に引き続き『占いを活かして幸せに生きるには?』について考えていきます。

今回は、ホロスコープを活かして幸せに生きる心理占星術的方法と
『幸』という漢字の成り立ちから、漢字文化圏の『幸せ』の概念を考えます。

 

前回の記事はコチラ↓
トートタロットをヒントに『ラグジュアリー』と『幸福』を考える

 

 

ティル式心理占星家の私は、ニーズを満たすことが幸福感につながると考えます

現代の占星術は「ホロスコープは性格や運命をあらわしている」と捉えているものが多いです。

一方、私が実践しているノエル・ティル心理占星術では
ホロスコープ上の10天体を10のニーズ(欲求・必要性)と捉えています。

 

ホロスコープからニーズを読み取るノエルティル心理占星術

 

 

そんなノエルティル心理占星術理論に基づけば
ホロスコープ上の天体が示すニーズ(欲求・必要性)が満たされたときに
充足感・幸福感・充実感を感じるのでは、と思うのです。

 

「どんな時に幸せを感じる?」と人に尋ねると、こんな答えが返ってきました。

 

❤ 朝日を浴びながら、自分で淹れたコーヒーを飲むときに、幸せを感じる。

❤ ゆっくりと湯船につかっているときに、幸せを感じる。

❤ 仕事の後、ビールで乾杯したときに、幸せを感じる。

 

これらは、一見、金星的な幸せ(感覚的なニーズが満たされた状態)のように感じます。
けれども、その背景に、様々な天体の充足感が隠れているかもしれません。

 

🍀 珈琲を飲みつつ始動している行動への意欲(火星)。

🍀お風呂の中で感じているのは、頑張って仕事をして結果を出した(土星)充実感と
未来に受け取るであろう報酬への期待(木星)。

🍀ビールを飲みながら楽しむ気のおけない人間関係(月や金星)や対話(水星)。

 

そして、どのシーンにも『感情的にも満たされている(月)』様子が感じられます。

もちろん、単純に「珈琲が美味しい」というケースもあると思いますが
同じように珈琲を飲んでいても、背後の状況によっては、幸せを感じられないかもしれないのです。
あまり汗をかかなかった日は、ビールの美味さも半減するかもしれません。

 

刹那的でない幸福感を感じるためには
ホロスコープ全体のニーズ(欲求・必要性)が満たされていく必要がありそうです。

 

 

ホロスコープ上の天体の配置が示唆する『私のニーズ(欲求・必要性)』

 

ホロスコープ上の天体配置は、まさに千差万別。
各天体たちが入っているサインやハウス、アスペクト
細かくみれば天体の度数が、それぞれ異なるニーズを示しています。

 

ひとつの天体のニーズを満たしても
あちらの天体が満たされていなければ
総合的には『幸せ』と感じられないかもしれない。

 

さらには、ニーズ(欲求・必要性)を満たす方法は
年齢を経ることで、変化したり成長したりしていきます。

 

金銭的な報酬への欲求(木星)が、人間力や徳を高めたいという欲求へとシフトしたり
社会的な地位を得たいという欲求(土星)が
コミュニティー全体に還元するシステムをつくりたいという欲求へとシフトしたり。

 

その裏には、土星以遠の肉眼では見えない天体たち(天王星・海王星・冥王星)が働いていたりします。
ジェネレーションのテーマを追求したい
今の世の中の課題を解決したいというニーズが目覚めてくれば
社会天体である木星や土星のニーズも変わってくるのです。

 

私たちのニーズ(欲求・必要性)は
満たされたと同時にレベルが上がっていきやすいので
常に何らかの不足感を感じています。

 

より遠くの天体が象徴する人類が共有するニーズや課題に気づき
それを満たしたい解決したいと願う人は

「世界が幸福でなければ、私自身にも本当の幸福はない」と感じておられたりします。

 

トートタロットのカップ9は

心×体×魂、いずれもが、内面的にも外面的にも満たされ
物心両面で満たされている状態を『幸せ』と定義し
なおかつ、魚座の木星と対応させていましたが

 

現代に生きる私達にとっては木星レベルの充足で終わっていると不足かもしれず
トランスサタニアン(天王星・海王星・冥王星)も含めた
天体のニーズを満たすことが必要と考えられるのです。

トートタロットがデザインされた時代よりも、幸福の難易度が高まっています。

 

不足感は「成長欲求」のあらわれともいえます。

『私』のニーズを満たすためには
エネルギー源である太陽の光を増強し、残り9天体すべてを動員していく必要があります。

天体間のニーズの食い違いがあると、統合するのに苦労しますが
自分らしい、ニーズのまとめ上げ方を工夫していくと、生きやすくなっていくでしょう。

 

ホロスコープから考える『幸せ』の暫定的結論

 

幸せを感じるとき

 

ホロスコープ上の『私のニーズ』を自覚すると
自分らしい幸せのありようが見えてくるかもしれません。

 

ニーズは常にバージョンアップしていきます。
そして、変化し成長するニーズを満たそうとするエネルギーが
『生きる力』になっているのではないでしょうか。

 

そして、ニーズが現時点で満たされていなくても
満たそうと向かっていく過程自体にも幸福感や充実感はあると思います。

 

自分のニーズに向き合ってみたい方は
ホロスコープ・セッションをご利用ください^^

 

どのメニューであっても、そのテーマを足場に
個人のニーズをひもといていくことになります。

 

 

漢字の成り立ちから考える『幸せ』

 

【幸】という漢字の成り立ちを調べてみました。

幸は象形文字で「手かせ」の象形があり「手かせをはめられるのを免れた事」を意味する。そこから「しあわせ」を意味する「幸」という漢字が成り立った。漢字/漢和/語源辞典より

 

なんだか奥が深そうで、解釈にも色々あるようです。
手かせ(手錠?)の象形説に疑問を投げかける人もいます。

まるで、幸せの真逆をあらわすように思える象形が、幸せという漢字に使われている。

 

このように、よくわからない漢字の成り立ちも
「幸せってなんだっけ?」と多くの人が感じる原因かもしれません。

 

そんな『幸』という漢字から「しあわせ」の概念を読み取ろうとしたとき
私は『幸せ』とは『自分らしくあること』ではないかと感じたのです。

 

『幸』という漢字は、手かせ(自然体を阻害するもの)をはずせば幸せになるよ
と教えてくれているのではないか、と想定してみます。

 

たとえば手かせを、このように考えることができます。

*自分のニーズを手に入れることを禁じている、禁じられている状態
*社会から擦りこまれたニーズに捉われている状態

 

与えられたニーズでなく、自分のニーズを自覚し
いまだ満たされていなくても、満たすためにエネルギーを傾けている。
それが「自分らしくあること」であり、既に幸せが流れ込んできている状態と思われます。

 

「自分らしくあること」のスケールは成長と共に大きくなっていきます。

 

ホロスコープ10天体には社会天体や、より大いなるものを象徴する天体も含まれており
それらも自分自身の一部であるという自覚も
個人のニーズを追及する過程で自覚が進んでいくのだと思われます。

 

占いを活かして幸せに生きるには? ~2023年8月のブログテーマ~

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