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2023/12/07

合否や勝敗を占う事への私の考え方 … ホラリー占星術の研究をもとに…

こんにちは。大阪&オンラインの心理占星家・Kyokoです。

11月のブログテーマは
私が占わないこと&占えないこと。あれば代替案

でしたね。

 

合否や勝敗を占わない占い師が多い理由

多くの占い師が占わないテーマに試験の合否や勝負事の勝敗があります。

資格試験。入学試験。入社試験などの合否。
スポーツやギャンブルの勝敗。
これは、多くの占い師は、お仕事としては占いません。

しかし、合否や勝敗を占う占い理論は昔から存在しています。
理論はあるのに、なぜ、勝敗や合否を占わない占い師が多いのでしょうか?

色々な理由が考えられますが…
なんといっても、合否や勝敗が100%【当たる】理論が存在しないからだろう、と私は考えています。

たとえば、合否が当たる確率は 70-80%だとします。

これに従い、試験へのチャレンジをやめると
20-30%の可能性を、みすみす逃してしまうことになりますよね。

 

合否の占い

 

実力をつけるしかない

 

私が所属している石塚式ホラリー研究会でも
合否や勝負を占う占術を検証してきましたが
勝敗や合否を100%当てることはできない、と実感しています。

 

今年10月の『クライマックスシリーズ』でも検証しましたが
理論上は不利と出た阪神&オリックス、どちらも、勝っていきました。

 

これは

『未来は決まっていない』
『実力があるチームが、よっぽどのことがない限り勝つ』

ということを示しているでしょう。

つまりは、資格試験や、入試の対策、勝負事に関しては
究極的には『実力をつけましょう』ということにつきそうです。

 

質問の背景に重要テーマが隠れていることがある

一方で、合否の質問の背景は様々です。

質問が切実である場合…ホラリーチャートから
質問の裏にある『もっと本質的なテーマ』が読み取れることがあります。

むしろ、そういうケースの方が多いでしょう。

 

例としてホラリー研究会で取り組んだ『試験の合否』の質問。

「私は資格試験に合格するでしょうか?」

という質問がありました。

 

ホラリーチャートを見ると、なかなか厳しい状況です。
(1ハウスルーラーのディグニティーが低く9ハウスルーラーがコンバストしている等)

けれども、希望もあります。
(10ハウスと1ハウスのルーラーがスクエアですがアスペクトする等)

 

可能性を拡大していく

 

質問者は、少ない可能性にかけました。
「かなり頑張らないと難しいが、可能性はゼロではない!」と。

 

ホラリーチャートを分析する中で一念発起し
しっかりと綿密に対策を練り、一生懸命勉強することで
見事、合格を勝ち取ることができたのです。

 

では、どのように頑張ればよいのか?

チャートから助けになる部分を探していくのです。
どんなチャートにも希望と可能性があります。

目標を達成するために、助けになるところ、良いところを探していく。
そして、そのサポートとなる象徴のパワーを拡げていくのです。

 

受験勉強

 

象徴をリフレーミングしていく

 

また『チャートの象徴をリフレーミングしていく』ことも
現状を転換していくパワーになります。

 

たとえばIC軸に冥王星がある。

家族に大きな問題を抱えていて
なかなか勉強に時間がとれないことを確認します。

家族に不測の事態がおこれば
試験勉強どころではなくなる、という懸念が質問の裏に隠れていたのです。

 

そこで、この冥王星を『現状をひっくり返していく底力がある』
という風に解釈しなおし、そのように意識を向けていくことで
リフレーミングすることができました。

 

ホラリーチャートを分析しているうちに
「とことん頑張れるほど、この資格に思い入れがありますか」
と問いかけられているように、質問者は感じていったのです。

 

最終的には
資格をとりたいと思った動機(原点)を思い出し

「必要最小限の労力で合格したい」という姿勢から
「やれることは全てやろう、多くを学びとり、自分の資産にしていこう」と方針転換するほどに
一念発起することができたのですね。

 

もし、ホラリーを立てて、学習計画を変化させなければ
何の対策も練らないまま、残念な結果に終わったかもしれません。

 

何より『ただ、合格するためだけの対策勉強』から
『自分のために血肉化していく学び』に転換できたこと。
失敗を含む試行錯誤から、大きく学びを得たこと。
これは大きい。

 

万一、不合格という結果となっていたとしても
試験勉強の過程で得た成長は
何ものにも代えがたい財産になったと思われます。

 

 

太陽の創造力を活用するホラリー

 

石塚式ホラリー占星術の活用法が伝わったでしょうか?

コンセプトは『太陽の創造力を重視する』です。

 

太陽の創造力は….
質問者自体の創造力や意志の力でもあるし
質問者と占星家とのやりとりが創造する新たなアイデアでもあります。

 

困難な状況に陥った時こそ、自分の創造力を呼び覚ましていくチャンスです。

 

自分の潜在的な可能性を引き出すことは
人生を生きる醍醐味のひとつではないでしょうか。

 

太陽の創造力と占い

 

ホラリー占星術を選択肢に追加

 

私は、今年になって
『天職プロファイリング』のメニューに
ホラリー占星術も含める選択肢を含めることにしました。

 

ホラリー占星術は、お客様のご要望に応えていくために
表には出さずに使ってきたのですが、これを公に出すことにしたのです。

 

表に出さなかったのは、私独自のホラリー占星術の使い方があるから。
そこを理解していただかないと、よいセッションができないからです。

 

けれども、ブログで自分のスタンスを事前にはっきりさせておけば
お客様との齟齬がうまれることなく、
ホラリー占星術を、うまく運用していけるのではないかと思いました。

 

結論としましては….

『試験の合否』『勝負事の勝敗』のお答えは控えますが
『現状における合格の難易度』や『試験に合格するための対応策』については
お伝えすることは可能です。

というのが、私のスタンスです。

 

迷っているとき、悩んでいるときの、真摯で切実な質問。

それを受けたホラリーチャートには
ご質問の背景としての来し方や現状が、心理と出来事が映し出されています。

 

過去・現在・未来の流れを俯瞰し
ホラリーチャートからのメッセージを読み取ることで
視野が広がり、気付きが生まれれば….意識が変わります。

 

ホラリーチャートから得られる気付きを行動に移していけたなら
現状を変えていくことができます。

 

お客様がホラリー占星術で占ってもらいたいと考えておられる時
「良い結果が得られないのなら◎◎しない」
という逆算的思考があったり
視野が狭く固まってしまっていることも多いのですが

 

自分にとって本当に良い結果を得るために必要なのは
物事の見方の転換であったりします。

 

お客様は良い決断をされたいと願っている。

 

そのために必要なのは、二者択一の答えではなく
今の自分を俯瞰する視点だったりするのです。

 

新たな視点(ホロスコープ)から現状を見直してみる。

 

そのためにホラリー占星術を活用していただくこと。
それが、ホラリーの有意義な活用法だと
私は考えており、私自身も自分の人生で、そのように活用しています。

 

天職プロファイリング』『ビジネス&ライフコンサル』では

ご相談内容によっては出生図分析に加え
ホラリー占星術による判断を追加することをお勧めすることがあります。
その場合は、サビアンリストをホラリー占星術による分析に変更させていただきます。

 

ご質問は、以下のフォームからお願いいたします。

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