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2020/10/29

風の時代直前に現れた「鬼滅の刃」


こんにちは!第三の眼 代々木店&オンラインの森智子です。

今、日本で社会現象を起こしている「鬼滅の刃」はご覧になりましたでしょうか?

私は全く興味がなかったので、コミック本とアニメにハマった小学生の息子が
何やら古風な言葉を叫びながら、おもちゃの刀を振り回し家中を走り回り、
毎日風呂場で「全集中」と呟き目を閉じ瞑想をしている姿をそーっと眺めておりました。

そんな息子に誘われて、つい先日、渋々話題の映画を見てきました。

 

もう、面白すぎてびっくりしました!


ただの鬼退治のチャンバラアニメと思っていた自分を情けなく思うほどの衝撃を受けました。

とてつもなく素晴らしいものを見てしまったという驚きと、
心の真ん中に突き刺さる思いに涙が止まりませんでした。

まだご覧になっていない方もいるかと思うので、詳細は書きませんが、
人間の心や精神と情緒、家族の絆をテーマにしたアニメです。
(ちなみに、劇場版に関しては、前知識なしで十分理解ができ楽しめます。)

人の無意識領域に入り込み、強烈に目覚めろ!生きろ!と訴えかけてきますので、ご注意を(笑)

何がここまで、見るひとの心を掴むのか。

コミック連載からアニメ化の流れの戦略性や、プロモーションの旨さ、インフラの条件、
アニメーション・声優のクオリティ等々。確かに、とは思いますが、
やはり子どもにも伝わるストーリーの面白さ、日本の伝統と革新的な設定の組み合わせ、
人間の心と情緒を丁寧に描いているから、老若男女に受け入れられるのではないかと感じます。

鬼滅の刃に出てくる鬼は、元は人間で、
強烈なトラウマ(家族間のトラウマ)を抱えた人間が鬼にされるという設定です。

私たち日本人は、鬼というものに馴染みが深い。

子どもの頃は、悪戯や悪いことをすると必ず大人に「鬼がきて連れて行かれるよ」と言われ、
毎年2月3日頃の節分には、心の中の鬼を追い出すためにも「鬼は外、福は内」と豆を撒く。
桃太郎をはじめとした慣れ親しんだ童話にもたくさんの鬼が登場します。

小さい頃から自分を取り巻く世界の内にも外にも鬼が住む日本人にとって、
愛と憎しみの末に鬼になる敵キャラにも感情移入がしやすく、
愛と責務を全うしようとする主人公達から
人間として誇りや大切なものを感じとるのではないでしょうか。

少年漫画にありがちな戦闘シーンや血が流れるなどのグロテスクな描写もあるのですが、
同じくらいに、「ここにいる者は絶対死なせない!」というセリフがあるように、
人を助ける描写が丁寧に描かれているのも非常に興味深いと思いました。

心理占星術家としては、

やはり、作者である吾峠呼世晴さんがどのような人物なのかが非常に気になります。
出生情報(時刻不明)は、Wikipediaで見つけることができ、作者が女性であるというのも納得です。

2016年2月の少年ジャンプ連載決定から、
2019年4月アニメ放送開始、2020年5月連載終了、2020年10月劇場版公開と、
時期表示を追って行くだけでも非常にエキサイティングだと思いますので、
ご興味のある方はぜひ、映画を見た後に調べてみると参考になるのではと思います。

2019年に天王星が牡牛座に入り、
2020年には木星・土星・冥王星の山羊座入りしているこの時代に現れ、
これからますますテクノロジーが発達して、AIが日常的に入り込んでくるだろう風の時代を前に、
私たち人間の美しさにもう一度目覚めさせてくれる素晴らしい作品です。

最後に、劇中に出てくる煉獄杏寿郎の言葉で締めたいと思います。

「老いることも死ぬことも、人間という儚い生き物の美しさだ。老いるからこそ、死ぬからこそ、堪らなく愛おしく尊いのだ」

ミーハーな話題なので、ブログに書くか考えたのですが、
素直に、この映画が今、私たち親子を含めたくさんの日本人の心に響いている
という事実が大事だと感じています。

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