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2020/10/19

リベンジの幕明け 旧暦9月の新月

10月17日新月を迎えました。
旧暦9月1日長月(ながづき)。早くも晩秋です。

秋分が明けての新月は、天秤座24度です。

収穫の秋。お月見の時節です。

中秋の名月は、10月1日(旧暦8月15日)でした。
別名は芋名月。

月見のチャンスは今月もあります!
10月29日(旧暦9月13日)十三夜は栗名月です。

 

夜空を見上げて、月や星をみる。
一日を振り返ったり、空想を飛ばしたり、
願いをかけたり、宙にこころを解放する…。
そんな時間をもちたいところです。

 

 

新月は月ごとのリセットであり、始まりです。
これからの流れを決定づける宣言です。

2日遅れですが…(汗)
今回の新月のメッセージをお届けします。

 

月の輝きをよそに、地上では大リベンジの開幕です。
大変動2020年の本番がはじまります。

山羊座の木星・冥王星・土星、
牡羊座の火星がハードにアスペクトする新月です。

天秤座の新月のミッションは「平和」と「裁き」です。

あらゆる交渉、外交の真剣勝負が進んでいます。
敵対するもの、友好関係にあるもの、それぞれが踏み込んでいくでしょう。
実力、人格、センス、バランス感覚が表舞台で試されます。

 

国際社会で何が起きているのでしょう。注目しましょう!
全世界が巻き込まれています。
その影響は、あまりに大掛かりなので、
影響を受けない人はだれひとりともいないでしょう。

これまで社会を世界を支配してきたルールが変わろうとしています。
逆転劇が起きるのでしょうか?
根本的な世直し、最後の審判が始まったようです。

これからの行動、判断いかんによって未来が決まってしまう、
そんな緊張感が走ります。

 

あなたにとっても、誰にとってもリベンジです。

「平和」と「裁き」のテーマが働きます。
それは、自分を取り巻く人間関係に対して、
そして自分自身の姿勢や判断を問うものです。

 

社会の構造が大きく変わろうとしている震動のなか、
強力なマインドセットが起きるでしょう。

曖昧さを振るい落として、態度をはっきりさせ、
止めるべきことは止め。切り替えるべきことは切り替える。

来るべき未来に備えて、物理的にも心理的も、
不要なものを取り去りながら、準備を進めていくと良いでしょう。

これまで願ってきたことを人生の中心に立てるために、
自由に自分の本心で生きるために、不要なものをです!

 

新月のサビアンシンボルは、
天秤座24度「蝶の左側にある3番目の羽」

なんだか暗合のようなシンボルです。

「蝶」は、天秤座の1度に登場しています。
「突きとおす針により完璧にされた蝶」です。

標本の蝶は、その美しい羽を鑑賞するためにピンでとめられました。
つまり、蝶の羽は「注目すべき個性」です。

左側は、外界に開かれている側です。
人と出会い、交流し、印象をかわし、好悪感情も、評価も、
攻撃も、侵害も、判決も、外からすべての影響が入ってきます。

『3』は能動的。活動力を意味します。

3番目の羽が公開され、ひとたび動いたならば、
さまざまな反応や影響が引き寄せられます。

 

また蝶の羽はオーラを意味します。
つまりそれは、目に見える個性以上にその本性、素性を発していること、
また引き起こされる反応も、心理的な連鎖をおこすことを示すでしょう。

数秘で『24』は、奇数であり、足して『6』の系統です。
24度で、『6』の引き寄せの原理がエスカレートするのです。

 

天秤座では、人間関係の好悪感情や利害関係から、
敵や味方に別れたり、さまざまな関係が複雑に入り交じります。
一体どうなっているのか、どうなるのかわからない状況や、
泥沼化、修羅場といったドラマが展開するのです。

リアルなつき合い、親しい交流を示す天秤座ですが、
もはや楽しかった一対一のサシの関係をはるかに超えた、
複雑怪奇な人間模様に誰もかれもが巻き込まれていくのです。

ことの真相は、表面では決して分り得ないことをここで体験します。
人間の感情をもっと深いところで支配している力、
蠍座の世界に入っていく予告編のようなシンボルです。

 

この天秤座24度に木星、冥王星、土星、火星が、
ハードにアスペクトしています。

ターゲットとなる存在に強制的なこじ開けが起きるでしょう。
それによって、これまで公開されることのなかった真実や、
素性が明らかになるでしょう。もう隠せません。

いかにも紳士的、外面の良い人物や、
表面上で演出されていることに要注意です。
日和見やご都合主義によって、寝返ったり、裏切りや嘘、フェイク情報など‥
表層に見えていることだけでは、決して正確な判断はできないでしょう。

 

真実を見抜くために必要なことは何でしょうか?

水星と火星は逆行しています。
この2つの天体は「右側の羽」です。

右側は、自己判断する側です。
外から入ってきた影響を、情報化し、考え、判断し、決断し、
行動に変える力です。

それは左側から入ってくる影響のブレを止めます。
頭脳的な知恵、攻めや守備の実力を具えます。

左の羽が強い人は、手強い人物です。
攻撃や外圧、誘惑に対しても、ぶれない力を持ちます。

 

とても特殊な時のなかにあります。

水星と火星の逆行は、
重要な情報とトレーニングの猶予を与えてくれるでしょう。
あらゆることを見直し、判断していくなかで、
シナリオが大きく変わるかもしれません。
チャンスの時ととらえて下さい。

 

ひときわ輝く「明けの明星」
天秤座の支配星の金星は、海王星とオポジションです。

世界の命運を決める、目に見えない影響を象徴するでしょう。

魚座の海王星と乙女座の金星は、
物事を浄化、純化していく作用です。

それは、理想や平和をねがう無意識の声や、
思想や宗教観、伝統的精神や、根源的なものへの回帰や復活の動きが、
バランスを取り戻すかのように働くでしょう。

時の権力者によって世界はブレブレに翻弄されてますが、
かつては、国を治める、国家や都市の繁栄の中心には、
崇高な理念や神聖なるものが存在していました。

現代では、政治、経済、科学、宗教などがバラバラであることが、
価値観を分断し、事態を複雑にしてしまったのではないか、
とそんなことを考えさせられる配置です。

 

東京図のアセンダントは、
天秤座ですから、影響を受ける側です。

強力な金星を伴って「平和」と「裁き」のミッションに取り組みます。

 

そして目標を示すMCのサインは、
生活者、家族を示す月を支配星とする蟹座です。

国家や組織側に対して、
私たち国民のひとりひとりの意志が主体的に動きます。

変化する情勢のなか、自身の生活の必要に応じて、
家族や、安全な生活が守られるために、
新しい秩序やルールを創り出していく必要が出てきます。

自信をもって挑んでいきましょう!

 

 

 

 

 

 

 

KOYOMO*旧暦長月・晩秋の新月~満月

10月
17日(水) ●新月 旧暦9月1日/神嘗祭(伊勢神宮)
18日(木) 太陽と土星,スクエア/金星と海王星,衝(180度)
19日(金) 火星と木星,スクエア/金星と木星,トライン
20日(火) 秋土用入り/水星と天王星,衝(180度)
22日(木) 金星と冥王星,トライン
23日(金) 上弦/霜降 太陽,蠍座に入る
25日(日) 旧重陽(菊の節句/旧暦9月9日)/金星と土星,トライン
26日(月) 水星と太陽,合
28日(水) 逆行水星,天秤座に入る/金星,天秤座に入る
29日(木) 十三夜(栗名月/旧暦9月13日)
31日(土) ○満月 半影月蝕/ハロウィン

 

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