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2023/03/17

蟹座・獅子座・水瓶座が多いWBC(侍ジャパン)の選手から土星・冥王星の自分化を学ぶ

こんにちは。大阪&オンライン店の心理占星術師 kyokoです。

侍ジャパンを見ていて気付いた太陽サインの偏り

過去10日間、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)にはまっている人が多いようです。
私も作業的な仕事をしながら見ていましたが、ハラハラしすぎて、手元が止まってしまうことが多かったです。

世界中からの注目を浴びての試合。

超一流選手でも、ものすごく緊張するんですね。表情から緊張感がビシビシ伝わってきて、本気かつ全力で物事に取り組んでいる人たちの一挙一動に惹きつけられました。

フィクションよりもスポーツが見せてくれるドラマは面白いですね。

 

侍ジャパンのメンバーの太陽は蟹座・獅子座・水瓶座に偏っている

私自身、3月は超多忙な月でもあり、侍ジャパンの選手全員のホロスコープをチェックできていないのですが、生年月日をチェックしてみると、太陽サインが蟹座・獅子座・水瓶座の選手が多いなと思いました。野球は9名でするものなのに、これだけ同じ太陽サインが集まっているのを見ると、明らかな偏りが感じられます。ちなみにノエル・ティル式職業分析法において、スポーツ選手の太陽の強調は必須に近いものがあります。

蟹座

大谷 翔平
吉田 正尚
岡本 和真
中野 拓夢
山田 哲人

獅子座

ダルビッシュ 有
近藤 健介
山本 由伸
鈴木 誠也(怪我で出場できず)

水瓶座

村上 宗隆
源田 壮亮

 

共通項は、ここ数年の冥王星や土星の強い影響下にあったこと

気づいておられる占星家も多いと思います。

蟹座は冥王星からオポジションのストレスを長期間受けてきたサインであり
獅子座はここ数年、土星からオポジション水瓶座は土星が在住してきたサインですね。

蟹座・獅子座・水瓶座は、ここ数年、星からの大きな重圧を受けてきたサインであるけれども、そのプレッシャーをバネに成長してきたのでしょう。だからこそ、WBCのメンバーに選ばれ、究極のプレッシャーがかかる大舞台で力を発揮できるのかもしれませんね。

WBCの1次ラウンドでは、水瓶座の村上選手は打撃が不振だったり、源田選手は骨折したりしましたが、それでも活躍の可能性が期待されているため、準準決勝にも出場しました。

東京ドームで行われたWBC

 

WBC2023は水瓶座から魚座へ土星が移動した直後にスタートし
WBCが終了した直後、冥王星が山羊座から水瓶座に移動する

WBCの1次ラウンド(Bグループ:日本が参加)は、3月9日にスタートしました。
3月7日、土星が水瓶座から魚座に移りましたが、その2日後ですね。

実は最近、私の周囲の水瓶座の人から「体調を崩した」という話をちらほら聞いています。
皆さん軽い体調の崩れですが、土星が水瓶座から魚座に移った瞬間、ほっと心身がゆるんだのかなと思います。

意外に緊張がほぐれたときに、怪我したり、病気になったりしやすいものです。
これは「休め」というサインですね。そして、みなさん、少し休むことで快復してきているようです。

1次ラウンドのあと、4日休みを経た昨日の準準決勝では、水瓶座の村上 宗隆さん、源田 壮亮さん、共々活躍されていましたね。

けれども、ほっと一息の時期もつかの間、3月23日には冥王星が水瓶座に移動してきます。
侍ジャパン以外の皆様で、疲れが出ておられる方は、3月22日までしっかりと休んで、次のチャレンジの準備をしていただきたいなと思います。そして、3月22日はWBCの決勝(つまり終了)であるところが、今回のWBCのスケジュールの面白いところですね。

 

太陽が乙女座のヌートバー選手、別の天体が土星・冥王星の影響下にあった

さて、今回のWBCで大人気となった選手にヌートバー選手がいますが、彼は乙女座の太陽です。
全力でチームに奉仕している姿に乙女座の輝きを感じます。

でも実は、金星(天秤座26度)と、海王星(山羊座27度)のスクエアも持っているのです。
そして、ここ数年、山羊座の冥王星が、このスクエアにハードアスペクトを形成していたのです。

特にキツそうなのが山羊座で冥王星と土星が合になった2020年でしょう。
2020年、ヌートバー選手は、この2天体から強烈なハードアスペクトを受けたのです。

何があったかというと、2020年は新型コロナの影響でマイナーリーグの試合が開催されなかった。
仕事のないヌートバー選手は、整備工として週6日、朝4時起きで時給20ドル(約2600円)のアルバイトを4か月間、続けていたそうです。

そのときの経験で、お尻に火が付いて、よりハングリーになったと本人が語っています。
「このままだと、どうなっていくのか?」をはっきり自覚したのだそうです。
それまで「野球に対する文句」を色々言っていたけれども、そういうのが一切無くなっていったのだとか。少なくとも、野球選手は、毎朝4時に起きる必要はない、と。

その結果、見事、2021年にはメジャーリーグへと昇格したのだそうです。
省略されて語られない部分に多大な努力があるんでしょうね。

ヌートバー選手だけでなく、今、WBCに出ている選手は、
それぞれに危機を乗り超える形で、自分で自分にプレッシャーをかけ、成長してきた方ばかりなのだろうと想像します。

 

土星・冥王星への先入観によってチャンスが生かせないこともある

実は、私のクライアントさんは、ある程度、占星術の知識をお持ちの方も多いのです。
そして、ご相談に見えるときは、土星や冥王星のトランジットの影響下にあることも多く、そのことをご存じの方も多いです。

しかし、土星や冥王星は、昔からネガティブに語る占星家が多かった天体。
そのため、この天体の影響下にある時期は「不運」「下降線」「ろくなことがない」「制限」「抑圧」がやってくる、絶不調な時、と思い込んでる方も多い。

けれども、それは土星や冥王星に対する一面的で非常に偏った見方です。
むしろ、傑出するには、これらの天体がテコの原理のように働く必要があると私は考えています。

 

土星・冥王星の莫大な潜在力を活かすには?

コツは、土星・冥王星の役割を外部に与える(心理学用語では『投影』)のではなく、自分自身が発揮することです。自分で自分に目的を与え、それに向けて自分自身が自分にプレッシャーを与えていく。そうすると、土星・冥王星の莫大な潜在力を自分のものにできます。

私たちがWBCを見て勇気や感動をもらえるのは、表立って語られない選手たちの悪戦苦闘のドラマも含めて、プレッシャーを乗り越えて成長した人間のポジティブエネルギーが伝わってくるからかもしれません。

土星・冥王星は組織化・構造化・他力を活用する天体でもあるので、ひとりではなしえないことを知る天体でもあります。土星・冥王星の洗礼を受けたからこそ、自分さえ活躍すればいいという姿勢ではなく、チーム全体のために動けるようになった。そんなメンバーが集まったことが、チームとして勝ち上がってきている理由かな、なんて思ってます。

 

>> 『スポーツと私』~2022年2-3月のブログテーマ~

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