山羊座と水瓶座の間を行きつ戻りつする冥王星

2023年3月23日、冥王星が水瓶座入り
2024年1月21日、冥王星の2回目の水瓶座入り
2024年11月20日、冥王星の3回目の水瓶座入り、もう山羊座には戻らない

水瓶座冥王星時代は、魚座に完全に入る2044年まで、約20年間と長期間です。
この間、冥王星は人類の深層心理に深く働きかけ、変容をもたらしていきます。
ただし、水瓶座入りから約1年8か月の間は、冥王星は山羊座との間を行ったり来たりします。

2023年3月23日、冥王星が水瓶座に入ったと思ったら、約2か月半で山羊座に戻って7か月滞在。
2024年1月21日、冥王星が再び水瓶座に入ったと思ったら、約7か月と10日で、再び山羊座に戻る。
そして約2か月半後、2024年11月20日、冥王星は本格的に水瓶座を運行しはじめる。
3度目の正直です。

このように行きつ戻りつしながらも、約20年間、水瓶座に滞在する冥王星。
この人間から見れば優柔不断にも見える冥王星の動きについて
そして、冥王星水瓶座入りの影響、世の中どうなるのか？　詳しく知りたい方は多いはず。

そこで、水瓶座×冥王星が話題にあがっているブログ記事や新月満月リーディングをまとめました。
冥王星が水瓶座に滞在する約20年間、随時、追加する形で記録していきます。

時代の変化、人々の心の変化をひしひしと感じさせるまとめ記事となることでしょう。

冥王星の水瓶座入りが話題になっている記事のリンクと要約

水瓶座の冥王星にはどんな意味や影響があるの？
過去の冥王星水瓶座時代は、どんな時代だった？
水瓶座冥王星時代を有意義に生きる秘訣は？
水瓶座の冥王星が強調される時期はいつ？

第三の眼の占星術師たちのブログを読めば、水瓶座冥王星に関する様々な知識を得ることができます。
占星術を勉強中の人も、そうでない人にも、ご参考にしていただける内容です。

※時系列：新しい記事ほど上にあります

☞　変化の波に乗る方法：「風の時代」のSNS疲れについて　by 藤井まほ

死と再生を象徴する冥王星は、不要になった社会の仕組みや既成概念を徹底的に入れ替え、刷新する働きをします。
2023年に水瓶座入りした冥王星は、2020年にスタートした『風の時代』を本格的に進めつつ逆行中。ところが、2024年6月現在、風の時代を象徴する情報の洪水に飲み込まれ、情報との付き合い方がうまくいってない方も多いようです。とりわけSNS疲れを感じているという声をよく聞きます。当てはまると感じている方に、藤井まほからのご提案です。冥王星が山羊座に戻る2024年9月2日から11月20日の間を「冥王星＠山羊座時代とのお別れ期間」と考えてみてはいかがでしょうか。まずは、冥王星が水瓶座で逆行する、これから9月2日までの2か月半を自己観察期間とする。うまくいっていること、いないこと。何を捨てると、何をクリアすると次に向かえるのかを考える。この自己観察での気づきを、9月2日から11月20日の山羊座冥王星期間に実行に移すのです。そうすると、2024年11月20日から本格スタートする冥王星水瓶座時代には、すっきりと前に進むことができるでしょう。

☞　2024年5月23日『射手座の満月リーディング』by Graha

2024年5月上旬、太陽フレアーの影響で、日本を含む世界各地でオーロラが見られ、太陽活動が地球に強い影響を与えていることが周知されるようになりました。天気予報に加え、新たに［宇宙予報］というジャンルが生まれたことは、破壊と再生によって集団社会を突き動かす冥王星の水瓶座入りを象徴する変化のひとつと言えますね。

さて、2024年5月23日の首都東京の満月図は、冥王星がアセンダント上にあり強調されています。5月23日（満月）～6月6日（新月）までの2週間は、日本において、水瓶座冥王星のテーマが際立つ期間となるでしょう。水瓶座冥王星は、これまでの閉鎖的思考や常識を覆し、地球人としての目覚めの意識を拡張し、自由を取り戻すことを推進します。蓋をしてきた本音や願望を自覚し、封じられていた秘密が公になり、真相追求の気運が強まります。その結果、失墜する者もあれば、新生する者もいるなど、死と再生のドラマが繰り広げられるでしょう。ただし、目の前にある狭い日常だけを見ていても、なかなか変化にはつながりません。水瓶座冥王星は、視野を広げ、今世界で起きていることを知り、学び、自分の持つ情報や思考、言動をアップグレードすること求めているのです。

☞　風の星座の木星(双子座)と冥王星(水瓶座)　by 藤井まほ

★2023年頃から「変わりたいけど動けないんです」というご相談が多くなりました。相談者の多くは固定宮が強調されている方。つまりは「牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座」に「太陽や月、ASC、現在テーマになっているハウスの支配星」がある方です。固定宮は、水瓶座冥王星や牡牛座天王星のトランジットの影響を強くうけているのが原因でしょう。牡牛座天王星の「変わらなきゃ」と水瓶座冥王星の「死ぬ気でやらなきゃ」という追い立てるような影響は、現状維持を図りたい性質を持つ固定宮に天体を持つ人たちにとっては『非常につらい』ことがあります。そんな方たちの救いになりそうなのが、木星の双子座入り。木星が双子座に滞在する期間（2024年5月26日から2025年6月10日）は、変わることへの恐れよりも次に来るものへの好奇心を抱かせてくれ、これまでより明るい面が見られるようになりそうです。特に、木星が双子座に入ったばかりの2024年5月26日から6月にかけての時期には、木星に加え、太陽や金星も双子座の初期度数にあり、水瓶座冥王星と調和角度を形成。「救い」はわかりやすく表れやすいでしょう。

☞　蠍座の満月リーディング『水瓶座冥王星とタイトにTスクエア』（2024年4月24日）by 今田ちえ

★4月24日の満月は、水瓶座冥王星とタイトにTスクエアとなります。水瓶座冥王星のテーマに深く向き合う2週間となるでしょう。長期的に取り組むテーマが見えてくるという意味で、2024年の重要な時期になります。
4月24日から約2週間の出来事は、水瓶座冥王星がもたらす時代の変化が、各人に求めてくる変容のテーマを示しているでしょう。ただ、変わろうとしても、そう簡単には変えられない心の領域［これまでの体験で育まれた根強い思いこみ］を自覚するかもしれません。その思い込みを溶かすには相当時間がかかりそうです。

★特に水瓶座冥王星を意識するタイミングは［2024年4月30日～5月2日］：金星が冥王星と90度、［5月2日～4日］火星が冥王星と60度、［5月3日］冥王星が順行から逆行へと方向転換するためにステーション（逆行期間は10月12日まで）になります。詳しいヒントは満月から新月のトランジットリーディングをご覧ください。

☞　2024年1月21日、冥王星の水瓶座入り 第2弾　 by Graha

★1月21日、冥王星が2回目の水瓶座入り（以降2024年9月2日まで水瓶座を移動）。世界のパワーバランスの変化が明らかになっていきます。何ごともオープンになっていき、あらゆる組織団体という狭い枠組み（山羊座）の中で、ずる賢い人達が私腹を肥やす事も、やがて過去の産物となっていきます。本格的な水瓶座冥王星時代に入っていくにつれ、国境の意味も変わり、国家間同士のネットワークが広がっていくでしょう。山羊座冥王星の「破壊と再生」の対象は、社会組織など地上の眼に見える領域でしたが、水瓶座の冥王星が対象とするのは宇宙、人権、サイバースペースなど、一般には可視化できない領域になります。

☞　西洋占星術で振り返る2023年＆2024年をどう生きる？　by 夕雅

★2024年の冥王星の動きは、1月半ばから水瓶座に入り、9月から11月は一旦山羊に戻り、それ以降は水瓶座に滞在します。水瓶座冥王星時代は、年齢、性別、それまでの経験、立場に関係なく、才能あふれた方はどんどん活躍の場を増やしていきます。固定観念も2024年は通用しなくなっているでしょう。これまでの自分を変えていきたい方は、端境期にある冥王星の力を借りてみるのも一つの手です。

☞　2023年から2024年へ　星の動きからわかること(1)　by 藤井まほ

★冥王星は変容を強く促す天体、破壊と再生がキーワードとも言われます。冥王星の山羊座から水瓶座の移動は「昨日まで拠って立っていた土台や秩序(山羊座)にこれ以上とどまってはいられない。これからはもっと多くの人が幸せになれる新しい思想(水瓶座)を見いださなければ」という意識が生まれてきていることを示します。

☞　トランスサタニアンの2024年　by 藤井まほ

★2023年現在、トランスサタニアンは「冥王星は山羊座、海王星は魚座、天王星は牡牛座」にあります。ところが、2025年には、いずれもひとつ先のサインに移動し「冥王星は水瓶座、海王星は牡羊座・天王星は双子座」となります。2025年という節目の年を前に、2024年は「山羊冥王星、魚海王星、牡牛天王星」の総仕上げの年と言えます。いつも以上に振り返りが大事になりますし、自分がいま踏みしめている現実と未来への希望を改めてつなぎ直す年といえるかもしれません。

☞　山羊座と水瓶座を行ったり来たりの冥王星　by 藤井まほ

★冥王星が山羊と水瓶座を行きつ戻りつする2023年から2024年の約2年間、多くの人が冥王星に翻弄されるかもしれません。冥王星は死と再生、破壊と変容を象徴。冥王星が関わると、白黒はっきりつけようとする機運が生まれ、徹底的にやれとプレッシャーを与え、すべてを更地にして強制的に再起動を促すような動きが見られます。占星術では、天体が二つの星座の境界をまたぐときに大きな変化があると見ますので、冥王星の動きと連動して人生の転機を迎える方も少なくないでしょう。山羊座冥王星時代には変化が社会や組織のスキーム、いわば縦の構造に及んでいましたが、水瓶座冥王星時代には横のつながりに変化が求められます。徹底した断捨離を求める山羊冥王星時代を経て残った必要最小限のもの。水瓶座冥王星時代には、それをどう生かすかもテーマです。水瓶座は個人の幸せを超えてみんなの幸せを考える星座とされますが、まずは自分自身が安心して自分でいられること、ハッピーに前を向いていられることが必要であることも、心に留め置いてください。

☞　心理占星術で読み解く『冥王星の山羊座から水瓶座へのサイン移動』 by 今田ちえ

★冥王星が水瓶座に滞在する約20年間（2023年から2043年）は、冥王星が山羊座に滞在した過去約15年間の取り組みを踏まえ、あらたな取り組みをしていきます。2008年（冥王星が山羊座に移動した頃）頃からの取り組みや体験で身につけたものをいかし、さらに自由にひろい世界で活動していくことになります。とくに思い当たらないとしても、およそ15年来（冥王星が山羊座にあった時期）の生き方そのものが、どこか生まれかわるようなタイミングととらえてみてください。冥王星水瓶座時代は、同志と力強い絆を育み、サポートし合うしくみをつくることは重要になるでしょう。

★前回（まだ発見されていない）冥王星が水瓶座に入ったのは1778年。前回の水瓶座・冥王星時代（18世紀）に起こり、社会の根底を動かした出来事にアメリカの独立戦争、フランス革命、イギリスの産業革命があります。同じ水瓶座の冥王星時代として、過去と今回には共通する要素があると考えます。今後約20年間は、不平等、社会の偏りをただし個人が個性をいかして自由に活動できるしくみがつくりだされていくでしょう。市民活動が活発になり、さまざまな分野をこえて自由につながるコミュニティの発達、未来的な技術～今はＡＩですね～が急速に進歩し、生活は想像以上に大きく変わっていくはずです。産業革命からはじまった大量生産・大量消費の弊害とむきあい、破壊されてしまった環境の循環をとりもどしていくために、徹底的な意識・行動・経済活動の変革もうながされそうです。

☞「冥王星×水瓶座」〜私たちに必要な共感力〜 by 森智子

★冥王星が山羊座に入った2008年の出来事で印象的なのはiPhoneの日本上陸。そして、冥王星が水瓶座に入った直後の大きなニュースはChat GPTのAPI公開。これから続くAI時代、詰め込むための知識や情報はAIには敵いません。そんな時代を生きる全ての人に必要な力が『相手の立場になり相手の気持ちを感じ、理解するエンパシー』ではないでしょうか。私たちは、シンパシー（同感や共鳴）で人と繋がり、エンパシーを発揮することで、自分の個性を活かすフィールドを作っていく必要がある。重要になってくるのは、その人にしか語れないことを語っていくことだと思います。

☞　蟹座・獅子座・水瓶座が多いWBC（侍ジャパン）の選手から土星・冥王星の自分化を学ぶ　by Kyoko

★2023年3月23日、冥王星水瓶座入りの直前にWBC（ワールドベースボールクラシック）が開催されました。侍ジャパンのメンバーの太陽星座は、蟹座・獅子座・水瓶座に偏っていました。いずれもここ数年トランジットの冥王星（山羊座）や土星（水瓶座）の大きな重圧を受けてきたサインで、冥王星や土星のプレッシャーをバネに成長してきたのでしょう。だからこそ、WBCのメンバーに選ばれ、究極のプレッシャーがかかる大舞台で力を発揮できた。土星や冥王星は、昔からネガティブに語る占星家が多かった天体ですが、むしろ、傑出するには、これらの天体がテコの原理のように働く必要があります。冥王星が水瓶座入りすると、固定宮（牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座）に天体を持つ人にプレッシャーがかかってきますが、侍ジャパンの活躍から、冥王星の莫大な潜在力を生かす秘訣を汲み取れると思います。

☞　今のわたしにできること　 ～意識の変容～　by 夕雅

★死と再生、変容の星と言われ、心の奥底に潜む深い感情、権威的な力にも関係している冥王星。山羊座冥王星時代(2008-2023)は、社会構造や社会意識の変容が起きました。水瓶座冥王星時代は、山羊座冥王星時代に培われた社会や慣習の抑圧が行き過ぎた場合、変革を起こす気運が高まります。個々の違いを認め、折り合いをつけながら人々が共存できる社会を目指します。トランスパーソナル(超個人)天体の天王星、海王星、冥王星がサイン移動する2025年以降は、国や民族、性別、年齢などにとらわれない多様化した社会が現実味を帯び、テクノロジーの進歩がそれを支えていく…。

☞　来年はどんな年？　2022年末～2023年3月にかけての星の動きから by 藤井まほ

★2020年12月は約220年続く「風の時代」の始まりだとお祭り騒ぎになりました。一つのサイン(星座)に十数年間滞在する冥王星が「風のエレメント」の水瓶座に移る2023年3月からが、本格的な「風の時代」とみる人も少なくありません。ただ、風の時代は220年も続くのですから、現在を生きるわたしたちが体験できるのは風の時代の「敷居」程度に過ぎません…。