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2024/05/21

風の星座の木星(双子座)と冥王星(水瓶座)

こんにちは。第三の眼代々木店の西洋占星術師、タロティストの藤井まほです。
今回の記事は「2024年を読む」「2024年の過ごし方」の続編となります。

 

(2023年から2024年にかけての大まかな流れは以前の記事に書きました。詳しく読みたい方はこちらをクリック)→2023年から2024年へ 星の動きからわかること

その2024年ももう5月下旬に突入しました。今年の天体イベントで注目すべきもののひとつ、木星の双子座入りも間近に迫っています。

 

占星術的に言うと、木星はひとつの星座を1年かけて運行します。今後、木星のまとうカラーは牡牛座から双子座に変わります。
ここ数年、天王星や冥王星のつくる角度によってつらさを感じていた人にとっては、この星座移動がひとつの救いとなりそうなので、それをお知らせしたいと思いました(^^)

 

牡牛座天王星の「変わらなきゃ」と水瓶座冥王星の「死ぬ気でやらなきゃ」

ここ数年、牡牛座に変革の星、天王星が滞在していることで具体的で身近な世界の変革や改革に目覚めた方は多いのではないかと思います。
2021年から2022年にかけて3回、天王星に対して水瓶座の土星が緊張角となって「理想的な姿に向けて新しく変えたいけど現状無理、でもそういう無理な現状を突破したい」といった葛藤が起こったかもしれません。コンフォートゾーンを抜け出す、愛着あるものを手放す、といったキーワードを目にする回数も増えた気がします。
2023年には冥王星が初めて水瓶座に入り、「どうせやるなら死ぬ気でやれ」とハッパをかけてきて……

 

特に2023年頃から、変えたいんですけど動けないんです、わたしには無理そうでつらいです、といったご相談をいただくようになりました。

 

もともと変化が大好物という人や、新しいものに好奇心を抱きやすい人、「変わりたい変わらなきゃ」を自分の引き出しからすぐ取り出せるような人なら、この流れにすいすい乗っていけるのかもしれません。
ご相談者の多くは固定宮関係者の方(出生図で固定宮星座「牡牛、獅子、蠍、水瓶座」に、「太陽や月、アセンダントや目下テーマになっている領域の支配星」がある方)でした。

 

固定宮の性質として「現状維持」を図りたい、いったん始めたものはずっと続けていきたい、あるものはそのままにしたい、という思いがあります。いきなり変われと言われてもできません!(泣)となりやすいんですね。それは現象として、引っ越せなかったり、転職できなかったり、お別れできなかったりという形で表れがちです。
ところが、天王星や冥王星といった「強く促してくる」天体によって、そうも言っていられなくなったというのがこのところいただくご相談の共通点だったりします。

 

もちろん何座生まれであっても、固定宮的な欲求「このままでありたい」が揺さぶられるときには不安や恐れを感じるものですよね。
とりわけ「徹底的にやる」象徴である冥王星が強く働きかけられたとき、動くどころかフリーズしてしまうこともよくあります。動き出せないのは勇気や頑張りが足りないせいだけではないでしょう。いままでの自分を保ちたい気持ちは自然なものですから。

 

でも、木星が5月26日から来年の6月10日まで双子座に滞在することは、変わることへの恐れよりも次に来るものへの好奇心を抱かせてくれそうという意味で、救いになるのではないかとわたしは考えます。
特に6月にかけての時期には、木星だけでなく太陽や金星も冥王星と調和的な角度をつくるので「救い」はわかりやすく表れやすいでしょう。ただ、木星が双子座に滞在するほぼ1年を通じて、これまでよりは明るい面が見られるようになるのではないでしょうか。

 

5月の星の動き、いろいろ

 

このところ、天空の星の動きが忙しくなっています。
4月末に水星が順行、蠍座で満月、魚座の最後で火星と海王星が重なり、5月が始まると同時に火星が牡羊座に入り、水瓶座を運行中の冥王星が逆行
牡牛座で新月が起こった数日後から、太陽と金星が牡牛座の天王星、木星と重なって……
5月20日に太陽が双子座に入って双子座月間が始まり、24日に金星、そして今週末5月26日には木星が双子座に入ります。

占星術で扱う天体は規則的に動いて、12星座という二次元化され12等分された円の上で近づいたり追い抜いたり、角度を取ったりそこから離れていったりしています。
特に天体の動きが集中して起こる時期があるわけではないのです。

 

ただ、冥王星が山羊座と水瓶座の境目をまたいで進んだり戻ったりしてギクシャクをもたらしていること。水瓶座とは風のエレメント同士で仲良しの双子座に、木星が入って冥王星と120度の調和角をつくること。
このふたつが起こることで、2024年は2020年から始まった「風の時代」にアクセントをつけるタイミングとなります。

 

冥王星が山羊座と水瓶座の境目をまたいで動いていることについてはこちらの記事に書きました→山羊座と水瓶座を行ったり来たりの冥王星

 

冥王星水瓶座入りから、本格的な風の時代に

 

「風の時代」はみなさんもよく耳にされていると思いますが、木星と土星が重なる「グレートコンジャンクション」が風のエレメントの星座で起こり続ける期間のことで、200年以上の長きにわたります。この始まりは、2020年12月に木星と土星が水瓶座で重なったときでした。

 

風の時代の始まりで騒がしかった頃をご記憶の方は、あれから「もう3年半」も経ったのか!と感じませんか?
でも220年ほど続く風の時代のうちの「たった3年半」。わたしたちの肉体はせいぜいその始まりを体験することしかできないのです。

 

ちなみに現在は木星も土星も、もう水瓶座を抜けています。そのあと「死と再生」を象徴する冥王星が入ったのが2023年の3月でした。
冥王星は地球から遠いため、占星術で扱うほかの天体に比べてゆっくり進むように見えます。公転周期は249年、ひとつの星座に20年前後という滞在期間は、西洋占星術でメインに扱う天体で最長になります。
そんなところからも冥王星が水瓶座に入って本格的な風の時代が到来したと読む占星術師も少なくありません。

 

冥王星は少し進んでは逆行し、また少し進むのを繰り返す天体。
2023年水瓶座に入ったあと、2回も山羊座に戻ったりと、行きつ戻りつしています。現在は水瓶座を逆行中で、9月にはまた山羊座に戻り、11月20日に水瓶座に入ると、ついに!!! もう山羊座に戻ることなく水瓶座に滞在し続けることになります。
というわけで、今年11月からが本格的な冥王星水瓶座時代なんですね。その元年に、繁栄や拡大、育成を象徴する木星が水瓶座と調和的な風の星座、双子座に滞在することは、風の時代の超初期にあたってまだ戸惑っているわたしたちにとって喜ばしい配置ではないかと思っています。

 

後ろではなく前を向くこと

 

冥王星が暗示する「別れ、終わり」へのプレッシャーは、わたしたちに悲しみや痛みを押しつけてくるように感じられます。
終わるとか別れるとか手放すとか。100パーセント笑顔で受け入れられる人は少ないのではないでしょうか。
「変わらなきゃと思うけど無理! 動けない!」って感じるのはその悲しみや痛みに圧倒されてしまうからでしょう。

 

木星が双子座にある年の開運キーワードは、

 

◎さまざまな新しいことに気軽に挑戦すること

 

◎多様なチャネルから情報や意見を採り入れること

 

◎何か一つにこだわりすぎないこと

 

そして。

 

◎変化を恐れないこと

 

です。そのときに「自力で自分を変えようとしない」のが双子座流です。
というのも、双子座は柔軟宮星座。相手や環境、状況に合わせることで、自分も自然と変わっていくのです。
変わったり、離れたりする悲しさや淋しさではなく、新しい出会いに期待する気持ちを持てたら、おのずと変わっていくのではないでしょうか。変わった結果、手放しやお別れが想像していたよりもこわくなくなるかもしれません(^^)
過去や、これまでどう歩いてきたか、ではなく、「次はどこに行こうかな」「どんな景色を見られるのかな」と楽しみに思えたらいいですよね。

 

この先1年、個人的にどのあたりにフォーカスすれば双子座木星を生かせるか、水瓶座冥王星のプレッシャーとどうつきあうかなどは、どうぞ個人鑑定で聴きにいらしてくださいね。個人的な状況を読むためには出生データに基づいたリーディングがおすすめです。

 

占星術リーディング

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