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2022/11/19

“占い”をいかして運勢をひらいていくために必要な社会的知性とのつきあい方

こんにちは、心理占星家、タロットリーダーの 今田ちえ です。
オンライン、宮崎支部での対面セッションを担当しています。

 

先日、おなじく心理占星家の友人と、いまのわたしの星まわりについて話していました。

これからの時期がどのような運勢なのか気になり、占いを受ける方もいらっしゃると思います。

星のうごきから読み解いた時期を手がかりに、今おこっている出来事、自分の行動をふりかえると、
なるほどなぁと腑に落ちることが多く、
その先の時期の特徴を照らしあわせながら、「じゃあここまでにこれをしておこう」と
具体的な計画もできるので、おすすめですよ。

 

”占い” をいかしてその時期の過ごし方を考える

わたし、「今田ちえの心理占星術セッション」では、その方の生まれもったテーマが、
どのように活性化されている時期なのか。
どのように過ごしたり、行動したりすればよいのか、という視点でお話をします。

 

そのなかでも、厳しめのエネルギーが働く時期があるのですね。
軌道修正の時期、でもあり、社会的ステップアップの時期ともいえます。

この期間は、厳しめだからこそ、鍛錬し力をつけようと意欲がわくこともあれば、
ダメだしをされてばかりに感じられてへこんでしまうこともあります。

この厳しさをわたしは「内なる社会的知性」ととらえていますが。
社会的ステップアップの時期とは、この社会的知性とどうつきあっていくのかが、
そこからの進みぐあいを左右すると思います。

 

先日、友人と話しながら、この時期の過ごし方について、自分の成長を感じたのでした。
そして、運が悪いと言いたくなる場合と、
しっかりと足場を固め力だめしをしたいと意欲がわく場合とのちがいについて考えました。

 

わたしの社会的ステップアップの時期のふりかえり

占星術の星のうごきから読むと、
わたしは今年の4月から、社会的ステップアップの時期にはいっています。
このプロセスは来年の2月に完了します。

この記事を書いているのは11月。
そろそろどう完了するのか、の実際がみえてきているところです。

これまでしてきたことの整理をしつつ区切りとなり終わらせるものもありましたし、
これまでしてきことを総まとめとしてハッキリと形になったものもありました。
これからの土台になるだろう新しい学びもはじめています。

なにより大きかったのは、10月にこの第三の眼の一員として活動しはじめたことですね。

 

これまでのとりくみのを形にして、次のステージにあがるときとは

この時期、体感としては、キリリと身も心も引き締まる感じ。
なんとなく続けてきた仕事、人間関係、その他の件を、シビアな目で精査しはじめます。

「わたしはこのままでいいのだろうか…?」
なんて真面目に自分自身に問いかける時間もふえますね。

なんとなく目をそらしてきたことに手をつけざるを得なくなります。
あいまいな関係をはっきりさせたり、
不要になったものを手ばなしたり。

そして、試験を受けたり、肩書きや立場を確立するなど、
必要なものを固めるという行動をすることになります。

結果として、何らかの軌道修正があり、成果を手にすることにもなるわけです。

自分でそういう気持ちになって行動にうつす場合もあれば、
まわりのひとから働きかけられる場合もあります。

これまでの経過を精査して土台をととのえ次の段階へあがる時期、ホロスコープでは土星がしめす

この時期をホロスコープで読むと、土星がつよく働く表示があります。

ホロスコープとは、ある瞬間の太陽系の星の配置です。その図をもとに運勢を読んでいきます。

今回のわたしの場合は、社会的キャリアや人生の目的意識をしめすMCというポイントと、
わたしのアイデンティティをしめすアセンダントというポイントの両方に、
土星がつよくかかわっていますね。

 

社会的ステップアップの時期は、自分のコンディションによって、「運が悪い」と感じる場合もある

さまざまな節目

これまでに何度か、土星がしめす「軌道修正+ステップアップ」の時期を体験しました。

自分のしてきたことが否定され、「何もかもうまくいかない、なんて運が悪いんだ」
とひどく苦しく感じる時期もあれば、

責任が重くなり、プレッシャーを感じながらも、
なんとか踏ん張ってつとめを果たした、と思う時期もあります。

今回はどうかというと。

冒頭で書いた会話のなかで、友人が言うには、
「SNSなどの発信もぐっと積極的になった感じがするし、継続しているよね。
こうやって話していても充実しているの伝わるよ。落ちつきも増したよね。」と。

そういうフィードバックをもらえると、自分について確かめられていいですよね。

言われたことを自分の内でも味わってみたけれど、違和感はなくて。

確かにSNSで仕事の発信を継続するのが苦になってないし、
責任がふえたものについても、ほどよい緊張感はあるけれど、むしろ工夫し挑戦したい。
より成長するために学びたい。わたしきっと楽しんでいるんだよなぁ、とわかりました。

 

どのようにちがいがでるのか

以前とのちがいを比べてみると。

以前は、土星という厳しい先生や上司にダメだしされ、
重たい体を引きずられるように、必死にがんばってついていっていたよう。

今回は、土星という馬にまたがって、自ら手綱をとり動かしている感覚ですね。
ふりおとされないように、全身の筋肉をつかいバランスをとりながら、
なのでラクではないのですが、その緊張感もやりがいにつながっているような。

 

以前と今回では何がちがうのか。

もちろん、他の星があらわす時期表示が、ヘビーな展開につながりやすい質だとか、
もともとかかえている責任の大きさだとか。
社会的な状況などもふくめて、いろいろとちがう要素はあります。

そういったことを踏まえても、自分自身でかえられる要素だからという意味もあり、
重要な基盤となるだろうなとわたしが考えているのは、
もともと自分の内にどんな「土星意識」をもっているか、ではないかと。

これは状況の受けとめかた、困難へどうたちむかうのか、という姿勢に影響しますし、
すでに今手にしている状況がどのようなものなのか、にも関わる部分があるのです。

 

土星意識:内なる社会的知性と、ふだんから、どうつきあっていくのかが運勢を好転させる大きな要素

土星意識は社会的知性

生まれた瞬間の太陽系の星の配置のなかで、土星がどの星座にありどのような状態か、
を読み解くと、その方の土星意識について考察できます。

土星意識とは、社会性、責任感、制限、管理、コツコツと築く、長期間にわたり維持する、
組織化、ビジネス感覚、などなど。

こういったことを考える力という意味で、社会的知性といってもいいかと思います。

どのように社会的ふるまいを磨き、立場を確立し、
継続できるしくみをつくり、維持していくのか、にかかわります。

いま必要な成長の段階を教えてくれる導き手、といえるんです。

 

ふだん、あなたの内なる社会的知性はどんな声をかけてきますか

内なる社会的知性の声が、批判的で思いやりがなく断定的なものだと、
心とからだが委縮して、失敗を怖れてしまい、なかなか本領が発揮できません。

土星がはたらいているなぁという時期は、
自分の内で社会的知性が活性化するタイミングですから、
ふだんよりもさらに批判的な声はつよまり、かなりしんどい時期だと感じてしまいます。

 

内なる社会的知性を、思慮ぶかい導き手に育てよう

緊張感がありながらリラックスしているときに、
ひとはのびのびと力やアイデアを発揮できるものなんです。
そういう体験ありませんか?

こういった状態へと自分を整えるには、
内なる社会的知性の声が、思慮ぶかい導き手だといいんです。

これは、広い視野をもち、待つことをいとわず、決めつけず、受容性もあり、
適切な助言をくれる賢い教師のようなイメージ。

 

わたしは、心のしくみを学んでから、内なる批判者の存在に気がつきました。

以前のわたしの内なる社会的知性は、思慮深い導き手ではなく、意地悪な批判者でした。
「こんなわたしはダメなんだ」とかね、すぐに自己否定へ向かっていたんですよ。
頭の中で、どんな声を自分にかけているのか、ちゃんと考えたこともありませんでした。

ふだんから、自分に対しての声かけを意識してみるといいですよ。

今抱えている不安を受けとめ、安心させ、前へ進む勇気をくれるようなものへ。
ふだんから、この基盤があると、試練にもなりえる土星がめぐりくる季節を、
充実した成長の時期にしていけると思います。

 

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